尋常性疣贅(いぼ)
手足にできやすいウイルス性のいぼです。1個のこともあれば、何十個もできることもあります。悪い病気ではありませんが、増えていきますので早めに治療したほうがいいでしょう。
いぼの治療は簡単そうに見えて意外と難しいものです。切っても削っても再発しますし、1−2回塗れば治るような特効薬もありません。1−2週間で完治することはまれで、普通は数ヵ月、場合によっては数年という単位の時間がかかります。現在医療機関で行われている治療法を挙げていきますと50種類くらいにはなるでしょうか・・・裏を返せば決め手になる治療法がないということです。その中でも有効性が高いとされているのが液体窒素による凍結療法とサリチル酸の外用治療です。とくに凍結療法は処置が短時間で済み、効果も確実で、傷跡も残りません。まず最初に行うべき治療です。サリチル酸の外用も有効ですが、それだけの治療では完治までにかなりの時間がかかります。凍結療法は確かに痛みがあり小さいお子さんには可愛そうですが、何ヵ月も通院するよりいいのではないかということで我慢してもらっています。もちろん痛くない治療を希望される場合には、モノクロロ酢酸の外用やSADBEによる局所免疫療法など、痛みのない治療を選択しています。
脂漏性角化症(いぼ)
これも俗にいぼといいますが、ウイルスではなく加齢に伴うものです。脂漏性角化症ともいいます。40歳以上の成人であれば誰でも見つけることができますし、放置しておいても差し支えないものですが、黒く大きくなってくるとかなり目立ちます。皮膚癌との区別が難しい場合もありますので注意が必要です。
治療は外科的に切除したり、炭酸ガスレーザーで焼灼したり、液体窒素による凍結療法を行ったりします。部位や大きさを考慮し、最も適切な治療法を選択しています。
アクロコルドン(いぼ)
これも俗にいぼといいます。成人の首のまわりやわきの下に細かい突起がたくさんできます。これも加齢に伴う変化と考えられますので、放置しておいても差し支えありませんが、見た目を気にされる方も多いと思います。液体窒素による凍結療法も有効ですが、頻回の通院を要しますし、強い色素沈着を残すことがありますので、当院では炭酸ガスレーザーによる治療をおすすめしています。
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