診療方針

色素性母斑(ほくろ)

 まずは本当にほくろかどうかを診断する必要があります。ほくろに似た悪性黒色腫という皮膚癌は20歳代の若い方にも生じることがまれではありません。当院ではビデオマイクロスコープを用いてほくろを詳細に観察し(ダーモスコピー)、良性のパターンであることをまず確認してから治療を行います。
 ほくろを取るにはいくつかの方法がありますが、その大きさや部位を考慮し、最も傷あとが目立たなくなる方法を選択するようにしています。直径1cmを超える大きなほくろはメスで切除して縫合するのがよいでしょう。顔の直径1−2mmの小さなほくろは炭酸ガスレーザーで治療したほうがきれいになります。顔の直径3−10mmのほくろについてはその部位を考慮し、どちらの方法がよいかをよく検討する必要があります。どちらの方法にしても全く傷あとを残さずに治療することはできません。それでも手術から半年ほど経ちますと傷あとはかなり目立たなくなります。

 

先天性色素性母斑(黒あざ)

 出生時よりある比較的大きなほくろのことです。直径が数十センチメートルに及ぶこともあります。普通のほくろと違う点は、放置しておくと悪性黒色腫という致死的な皮膚癌を発生する可能性があることです。悪性黒色腫の発生率は5%前後でそれほど高いわけではありませんが、切除できる大きさのものは切除しておいたほうがよいでしょう。比較的小さなものであれば当院でも手術を行うことができます。

 

皮膚癌

 皮膚癌は、胃癌や乳癌などと比べればそれほど多いものではありませんが、日本では毎年およそ1,000人の方が皮膚癌で亡くなっています。皮膚癌も早期発見と早期治療が重要であることは他の癌と同様です。当院ではビデオマイクロスコープなどを用いて皮膚癌の早期発見に努め、発見した場合には直ちに県立がんセンター新潟病院などの専門病院をご紹介しています。ごく早期の皮膚癌などでは完全に切除をするだけで治癒するものもありますので、比較的小さなものは当院でも手術を行っています。

 

 

 
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