下肢静脈瘤
あなたの足にこんな症状はありませんか?
「足の静脈が浮き出ていて、とくに立つと目立ちます」
「以前から足の静脈が浮き出ていて、最近、仕事のあと足が重くなり、痛くなることがあります」
これらは「下肢静脈瘤」の症状です。
下肢静脈瘤は、静脈にある弁が壊れて血液が逆流することによって起こります。重力にしたがって血液が下方に溜まりますので、静脈に圧がかかってコブ状に膨らみます。
当院では、下肢静脈瘤に対し、血管内治療を行っております。血管内治療は、局所麻酔で行われ、日帰りでできます。血管内治療には「血管内焼灼術(しょうしゃくじゅつ)」と「血管内塞栓術(そくせんじゅつ)」の二種類がありますが、当院では両方の治療法を行っております。
「血管内焼灼術」は、レーザーや高周波を用いて静脈瘤の原因となっている静脈を焼く治療法です。「血管内塞栓術」は、静脈瘤の原因となっている静脈内に接着薬を注入する治療法で、いずれも血流を止めることが目的です。以前は、全身麻酔をかけて静脈を引き抜くストリッピングという手術を行っていましたが、近年では、これらの「血管内治療」が普及してきています。
血管内治療は、素晴らしい治療法ではありますが、新潟県で行っているところは意外と少ないため、以前から静脈瘤と気づいていても放置されていることも多いのです。ご心配の方は、当院にお気軽にお問い合わせください。
なお、手術は当院で行っておりますが、血管外科専門医の診察を受けてからとなりますので、当院と同じ秋葉区にあります「下越病院」の血管外科を最初に受診してください。受診には予約も紹介状も不要ですが、曜日が限られていて、毎週金曜日午前のみになります。受付時間は午前8時から11時半までです。
下越病院 新潟市秋葉区東金沢1459-1 TEL 0250-22-4711